・原曲は著作権が切れていますが、CD等からの曲を公開は演奏権や編曲権があり無断使用はNG
・ユーチューブはグーグルが使用料を支払っているので視聴やホームページに貼ることは問題はありません
・昭和46年(1971)に加藤登紀子のカバーで大ヒットしました
今津の宿で誕生した「琵琶湖周航の歌」は平成29年(2017)に100周年を迎えました。100年歌い継がれるこの名歌には、歌詞・曲調の素晴らしさだけでなく、人を魅了する興味深いストーリーが存在しています。
知ればもっと好きになる♪ 歌にまつわるアレコレをまとめてみました。
曲 大正4年(1915)8月 (原曲「ひつじぐさ」が雑誌「音楽界」8月号に発表される。)
詞 大正6年(1917)6月28日 (琵琶湖周航の途次、小口の詩を「ひつじぐさ」の曲に乗せ合唱した。)
小口太郎 生年 明治30年(1897)8月30日 没年 大正13年(1924)5月16日
作詞当時19歳(三高2年生)、享年26歳。
吉田千秋 生年 明治28年(1895)2月18日 没年 大正 8年(1919)2月24日
作曲当時20歳、 享年24歳。
「今日ボートを漕ぎながらこんな詩を作った」と小口が琵琶湖周航2日目の今津の宿でクルー仲間に披露し、彼らは学生の間ではやっていた「ひつじぐさ」の曲に合わせて歌ったのが誕生した瞬間である。月日まで特定できるのは当時のクルー仲間が「今津の宿で歌った」と証言していることと、小口が今津から京都の学友に出した葉書が現存し、その消印から、詞は翌年夏までに補完され6番まで完成した。
今津での宿は「長濱屋」「福田屋」「丁子屋」のどこかだと研究者飯田忠義氏は書いている。